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厚生文教委員会(3.19)教育委員会関係 質疑答弁を公開します

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◎佐藤正幸委員  今、スクールサポートスタッフの話もでましたので、これについておききしたいんですけど、国の予算措置、新規事業というものですね。予算を見ますと、30人配置で3,680万円の予算が来年度つくことになっているとおもいます。一応、年40週、週5日、1日6時間、時給は1,000円という国の積算根拠があると思うんですけど、実際、どんな業務を行うことになるのか。あるいは30人、金沢、加賀、能登方面でどのような配置になるのかということをまずお聞きしたいと思います。

◎杉中達夫教職員課長  スクールサポートスタッフの配置についてでありますけれども、教員の業務支援を図り、教員が児童生徒への指導や教材研究等に注力できる体制を整備することを目的に、地方公共団体が退職教員や教員を志望する大学生など多様な地域人材を活用する国の補助事業でございまして、本県においてもこの補助事業を活用しましてスクールサポートスタッフを県教委が任用いたしまして、市町立小中学校に30名程度モデル配置するということです。  主な事業内容でありますけれども、学習プリントや学級便りなどの生徒への配布物の印刷、また集金業務の補助、学校のホームページの作成・更新の補助など児童生徒の指導に直接的に関わらない業務としております。  なお、学校内には児童生徒の個人情報が多いことから、本県での任用については退職教職員または、退職公務員など、守秘義務を遵守できると県教委が判断したものに限るということとして任用することとしております。  配置先については、教職員の多忙化改善の牽引役として指定しました、多忙化改善実践推進校、また県内の19の市町の規模の大きい中学校を中心に、各市町の要望、また国の補助決定を踏まえまして配置していきたいと考えております。

◎佐藤正幸委員  わかりました。ただ、いま教育長も大事な御答弁があったとおりに、基本はやはり教職員定数の抜本改善ということだと思いますので、私は常々言っていますように、国待ちにならずに県としても定数改善をやるように強く要望はしておきたいというふうに思います。  あまり時間もないので、次に教員採用について、2点だけお尋ねしたいとおもいます。  毎年教員採用試験が行われて、昨年は10月6日に結果発表といいますか、公立学校教職員採用候補者の受験番号が公表されております。その後、いろいろ本人の事情で実際に教員にならない場合もあるかと思うんですね。他県に合格したとか、あるいは別の企業に入ったとか。そういった場合にはどのような対応を今まで取ってきたのかということをまずお聞かせ願いたいと思います。

◎杉中達夫教職員課長  教員採用候補者選考試験の選考結果については、毎年10月初旬に採用候補者の受験番号を公表すると同時に、選考結果通知書を本人宛に送付しております。この際、他県の採用試験でも候補者になるなどして本県の採用を辞退するものが出た場合には、各受験区分及び教科ごとに選考漏れとなった者の中から採用候補者を追加して補充しているということです。

◎佐藤正幸委員  追加して補充ということだとは思うんですが、その際、補欠名簿といいますか、それをつくって、公表したりあるいは本人にも通知している県もあるというふうに聞いています、そんな対応を県としてもしてはどうかと。というのも、他県のようですけど、実際に補欠という通知が来てああそうかと、また頑張ろうということで勉強して、次年度に合格したという事例もあるようなんです。本人への激励という意味もあるのかなというふうに思うので、その辺、名簿作成して公表するということあたりは県としてはどんなふうにお考えか、お尋ねしたいと思います。

◎杉中達夫教職員  今ほど、委員からお話がありました、他県では辞退を見越して採用見込み数より多くの人数を採用候補者名簿に登載して受験者の補欠であることを知らせているというところもあるようです。しかしながら、受験区分や教科ごとに辞退者の人数をあらかじめ予測するということは大変難しい状況にあります。また、補欠のまま期待を持たせて、結局採用されない受験者を出してしまうということは、本人の進路選択の幅を狭めるということにもなりかねませんので、本県では現在の方法がよいのではないかというふうに考えております。

◎佐藤正幸委員  ぜひ、前向きにご検討お願いしたいと思います。  時間もないので、最後に1点だけどうしてもお聞きしたいのは、私1月議会の予算委員会で指摘したことなんですけど、その時に県知事選挙で学力テストの結果などは資料にだすべきではないというふうに言ったにも関わらず、今日実物持ってきましたけれど(資料提示)、これ新聞に折り込まれた現職知事の中に、「データで検証。石川県この10年」ということで、学力テストの順位の変遷が載っているわけですね。私、掲載を控えるべきだと指摘したのに改善されず、そのままこういう形になったというのは非常に残念なんです。  私は、率直に教育長として学力テストの順位が選挙の検証と、そのひとつの材料という形で掲載されたことになると思うんです、これは。私はそういう理解します。その点、教育長としてはどのようなお考えなのか、最後にお尋ねしておきたいと思います。

◎田中新太郎教育長  知事も答弁しておりましたけど、まさに今そこに出ているデー夕、それ以外にもあると思うんですけど、既に報道等、あるいは国の公表等々、あるいはいろんな形で皆さん周知の事実です。事実が記載されたということで、石川県のいろんな形での現状をお知らせするということにっいては特段問題がないように私は思います。詳しいことはわかりません。  ただ、検証に使われたというところがちょっと私も理解できないわけですけれども、知事が何か私の手柄と言っているわけでもなく、客観的な事実を記載する。いろんな形で政治家の方、いろんなところでそういうことをやられているというふうに私認識しており,ますけれども、何か特段問題があるとは私は思っておりませんが。

◎佐藤正幸委員  知事も何が悪いのか逆にお聞きしたいというふうにおっしゃっておりましたが、私は事の本質は、いわゆる公表するしないはいろいろあると思いますよ。仮に公表するとした場合も、石川県がこういう県だというふうに言う分にはいいと思うんですよ。選挙の材料にこれを使うのはどうかと。実際、データで検証と書いてあるわけですよ。これが知事の選択の材料に使われていいのかということが私は問われているというふうに思うので、そこはきょう御本人おられませんから、教育長に言ってもしょうがないんですけれども、ぜひ現場の教員関係者からは選挙とは関係ないという強い批判が上がっているということだけは強調して、質問は終わりにしたいと思います。以上です。

◎田中新太郎教育長  知事も学力調査の結果の発表等のコメントで出しておりますけど、まさに学校の現場の子供たちが頑張った結果、現場の教職員がー生懸命学力向上に取り組んだ結果という形で評価をするコメントも出しておりますので、それだけは申し添えておきたいと思います。

◎佐藤正幸委員  反論だけしておきます。それが選挙の選択の材料にはならないということを私は言っているんです。以上です。これだけは強調しておきます。

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