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厚生文教委員会(5.29)教育委員会関係の質疑答弁を公開します。

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この度、私佐藤正幸は厚生文教委員会に所属となりました。1年間頑張ってまいります。5月29日に第1回目の厚生文教委員会がありましたので、質疑答弁を公開します。

◎佐藤正幸委員 では1点だけ。後の時間もあると思いますので。報告のあった長時間労働の是正の問題で、勤務時間の集計をやっているわけですけど、聞くところによると、タイムカードによる勤務時間集計をやっている学校では、タイムカードを教頭が管理しているところもあるというふうにお聞きします。要は、出退勤時にあわせてタイムカードを押すんじゃなくて、裁量に応じて任されていると。要は私、この労働時間の削減の取り組みが人事評価の対象となるのをひとつの背景にして、労働時間の過小評価がされているのはないかという懸念を持っております。そこで、一昨年この問題を質問したときに、教育長はきちんと正直に報告してくれと。ごまかしはいけませんよというふうに答弁されているんですかど、徹底されていないんではないかというふうに思わざるを得ないので、私は労働時間の削減の効果を教育評価の基準にすべきではないというふうに思いますので、1点だけ見解をお聞きして終わりたいと思います。

◎中村義治教職員課長 それでは、答えさせていただきます。ことし1月に中央教育審議会でとりまとめられた学校における働き方改革に関する答申におきまして、教職員一人一人が業務改善の意識を持って進めるための方策として、人事評価の活用の推進が盛り込まれました。中央教育審議会でこういう提案がなされたということです。これを受けまして、本県でも教職員の多忙化改善に向けた取り組み方針の中で、教職員の意識改革を図るため、人事評価については継続して検討する案件としてきたところでございますが、今年度より、人事評価に教職員の働き方改革や業務改善の意識に関する視点を付加し、教職員の意識改革を図ることとしたものです。 管理職については、教職員が勤務時間を意識した働き方を行えるよう推進しているかどうか。また、勤務時間の適正化や効果的、効率的な学校運営ができたかどうかという観点を加えております。それから一般の教職員については、効果的、効率的な業務改善に努めているかどうか。また、みずからの業務に改善の意識を持ち、効果的、効率的な職務遂行に努めたかどうかという観点を加えております。 評価に当たっては、時間外勤務時間の縮減のみに対する評価とするのではなく、業務改善に向けた本人の意識や努力なども含めた総合的な評価となるよう、学校長に指導しているところです。 勤務時間調査においては、過少報告などあっては調査の意味が全くなくなってしまいますので、正直に申告するように最初から絶対そういうことはするなというふうに指導しているところでございまして、一般の教職員に徹底されるように常々管理職に言っておるところです。我々としては絶対そういうことはするなと。調査の意味すらなくなってしまうということで、これは適正な判断もできなくなってしまうということで、絶対するなというふうに言っているところです。

◎田中新太郎教育長 ちょっと補足しますけれども、タイムカードの話は初めて聞きました。それは本当ですかね。私は実はタイムカードを推奨しておりませんので、自己申告でなんのために残ったのかも含めて、自己申告で正直に申告してくれということで実態調査をしておりますので、いまここにタイムカードを入れると二度手間になります。タイムカードは外で仕事をして、一遍学校に戻って押さんなんと。結局翌日にまたタイムカードを押さんなんという、結局邪魔なことになるんですね。かつ入りの時間と出の時間だけじゃだめなので、なんのために残った、そういったこともきちんと調べて対策を講じたいということでやっているので、そういう誤解がまだ一部あるとしたらそれは間違った考え方の人たちなので、そこはもう一回、機会あるごとに、そんなことをしたら自分たちにとってもいいことにはならんよと。せっかく多忙化改善して国に定数改善を求めていこうというのに、ちっちゃく数字をみせてどうするんですかということで私は思っておりますので、ここは御理解ください。

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