小松市内で「小松ドームの競輪場計画を中止させる会」の結成総会が9日開かれ、34人が参加しました。宮橋勝栄小松市長は2月8日、全国で競輪事業を運営するJPFなどから小松ドームの公営競技=競輪事業を含む「アーバンスポーツパーク」構想の提案があり、優先交渉権を与え、調査検討を始めている旨報告しました。
これに対して、清潔で明るい小松をつくる会(市民の会)を中心に、学習会を開催しギャンブル依存症の拡大や子どもたちへの影響など明らかにし、幅広い人たちを含めた中止運動を展望しつつビラ配布、署名運動など取り組みを進めてきました。先の小松市議選では、日本共産党の橋本よね子市議は、この問題を重要な争点として取り上げ、市民の大きな共感を得ました。
今回、運動をさらに飛躍させるために「会」の結成に至ったものです。総会では、帯刀裕之氏(小松みなみ診療所長)、東洋子氏(健康友の会南加賀ブロック責任者)、疋田千恵美氏(新婦人小松支部事務局長)の3名を共同代表に選びました。参加者からは「地元議員からも町内会からも何も説明がない」、「競輪場はいらない」などの発言が出されました。
「会」は今後、地元の南部中学校区を中心に宣伝や署名活動をすすめるとともに、「競輪場計画の中止」運動に賛同する幅広い方への参加をはたらきかける方針です。集会後に報道機関に対し、記者会見をおこないました。