石川県議会9月定例会は10月2日、一般会計補正予算案など上程された16議案と意見書案10件のうち3件、請願2件を可決して閉会しました。日本共産党の佐藤正幸県議は補正予算案と意見書案1件に反対し、残る議案に賛成しました。
佐藤県議は補正予算案への反対討論で、北陸新幹線開業に向けた広域交流ネットワーク整備などとして推進する、金沢外環状道路四期整備に県と金沢市あわせて270億円にふくれあがった計画の見直しを求め、「優先すべきは、通学路でもあり老朽化著しい金沢市内の乙丸跨線橋の架け替えだ」と指摘。「国土強靭化」「防災・減災」の名による予算の膨張にならないよう求めました。
佐藤県議は、「消費税増税の中止を求める意見書提出を求める」請願の紹介議員として、前日の安倍首相の増税判断には何の道理もないと厳しく批判、増税反対の共同を呼びかけました。
発議した秘密保護法に反対する意見書案の討論で佐藤県議は「報道の自由に配慮するなどの見直しは、国民や報道機関への弾圧という性格をなんら変えるものではない」と強調。集団的自衛権を容認する憲法解釈反対、TPPからの即時撤退を求める見書案などの共同提案に加わって賛成討論を行うなど「一点共同」を広げる立場で奮闘しました。