日本共産党は、付託された1号、3号、6号、及び46号の4件に反対、残余の33件には賛成します。以下その理由について述べます。来年度予算である3号議案に反対する第一は、「県内総生産の成長に比べて 県民所得はほとんど増えていない」とする、金沢大学の調査結果にまともに向き合わず、賃上げ支援のための施策(せさく)もなければ、安倍政権の暮らし破壊の暴走から県民の暮らしを守ろうとする姿勢に乏しい予算案だからです。第6号・国保特別会計予算については、都道府県化そのものに反対する立場から、賛同しかねるものです。反対する第2は、「ダブルラダー輝きの美知」構想、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けての名のもとで、関係者との丁寧な合意が後回しにされている国立近代美術館工芸館移転、急ぐ必要のない金沢港無量寺岸壁整備などが推進されているからです。第1号平成29年度補正予算は、厚生文教委員会付託分には賛成しましたが、金沢外環状道路海側幹線4期工事負担が含まれており、急ぐ必要はないとの立場から賛同しかねるため反対します。反対する第3は、原発再稼動容認のもと、従来どおりの国まかせの原発防災・安全対策になっているからです。関連して、第46号平成29年度第2次2月補正予算についても、電力移出県等交付金5億2千3百万円を、県立図書館運営事業などに充当するのは適切ではない、との立場から反対するものです。以上討論とします。
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